派遣村へ

派遣村

2011/01/04 12:41

内閣府や東京都はこの2年間、派遣切りなどで職を失った方に対して公設派遣村を開設し、年末年始の支援を行ってきました。支援の在り方に問題もあり、今年は開設しませんでした。

神戸では公設ではないのですが、ボランティアの方々が年末年始に就労相談や暖かい食べ物を配っていただいています。

現地に行ってみると、やはりその人の多さには愕然です。主に中高齢者の男性が多いように思えますが、中には若い世代もお越しでした。100円すら持っていないという方もかなり多く、次の食事すらあてがない状況の方は多い。

これが現実です。もはや格差という言葉を超えています。生き死をかけた貧困に直面しています。総理の「第一に雇用、第二に雇用」も大事ですが、自分を守ることが精一杯の生活困窮者に対しての保護策は早急に必要では・・・と強く感じた。

目をそむけてはいけないし、逃げてはいけない。生活困窮者へのきめ細やかな支援をしていきたい。それは、ここに行けば就労や医療といった総合的な支援が出来るワンストップサービスができる場であると感じます。